初めまして。このサイトは映画監督菊池路介のポートフォリオサイトです。
過去作のサムネや情報が掲載されていますので楽しんでいってください。
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さて、改めて自己紹介を致します。
菊池路介、1998年香川県生まれです。
私は大学時代から映画を制作し始めました。
在学中にENBUゼミナールへ入学。
その後助監督を経た後フリーの監督となりました。
少し話が逸れますが「ドライブマイカー」でお馴染み、現代自主映画の旗手濱口竜介監督が評価されているのは取り扱うテーマや脚本の緻密さ、制作スタイルなど様々な要因があります。その中でも特に「演出において現代映画に無いものを持っている」という要素は大きいと思われます。既存の演出法から離れたやり方は挑戦的で、かつ芸術的な姿勢が明確に見られます。このように新しいものを作り出す為には現状の枠組みから離れなければなりません。
ただ、一方で濱口監督が新しい”何か”を作るにあたって研究したのはやはりカサヴェテスや古典邦画といった古い映画でした。
私は戦前戦後の日本映画を偏愛しています。マキノ、黒澤、小津、溝口、成瀬に始まり、清水、吉村、川島、今村、豊田、勅使河原、吉田、増村、中村、田坂、五社。名前を挙げるときりがありません。強烈な個性を持つ彼らの作品を観ていると”ここ”や”今”とは違うどこか別世界が昔にはあったのかと浪漫を感じるばかりです。私は濱口監督のように彼らの残した遺産を研究し、現代映画に活かせないか試行錯誤しながら作品を制作しております。
名監督が若かりし頃に制作した自主制作映画を観た時、私たちは「なんだこれ……」と圧倒されることがあります。恐らく若さとパワフルさ、一方で拙さと甘さが鋭利の中で共存しているからでしょう。またミニシアターで名前も知らない監督の作家映画を観た時、衝撃を受けることがあります。それは既存の商業映画で流れる時間とは全く別の時間を提示して、普段とは異なる情動を与えてくれるからです。
こうした映画たちを鑑賞したその瞬間、映画は「皆のもの」から「自分のもの」になると思います。そうしたprivate(私的)な情感を観客にもたらすような熱い映画を作りたいと考えています。

【経歴・受賞】
2020年12月 短編「兄と妹」制作
第3回FFF-S入選
2021年3月 短編「兄の話」制作
第4回FFF-S優秀賞
米アカデミー賞公認映画祭SSFF U-25入選
2022年3月 中編「モンブラントラベラー」制作
第7回池袋みらい国際映画祭入選
第21回中之島映画祭入選
第1回山国映画祭グランプリ
2022年12月 「人間脱出」制作(株式会社fellows)
k's シネマにて上映
2023年9月 アニメ「彼女、お借りします」OPEDプロモーション短編制作(Sony Music)
2024年6月 中編「幾何中毒」制作
現在 山国映画祭様の支援を受け長編を制作中
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